【神経管閉鎖障害の概要|具体的症状、主要な3つの関連因子、葉酸の防止効果】

脳と脊髄の深刻な先天障害

 

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神経管閉鎖障害とは?

子宮内で赤ちゃんのカラダができていく過程の初期の段階で、胚に細長いくぼみができます。

 

正常に発達すれば、このくぼみの両端が接近して丸く閉じ、筒状になります。

 

これが「神経管」で脳と脊髄の前身です。

 

閉じて管になった神経管の上部が脳になり、下部が脊椎になります。

 

これがうまく閉じないのが、「神経管閉鎖障害(NTD: neural tube defects)」です。

 

発生率は1000人に1人程度。

 

その症状は大きく分けて2つです。

 

無脳症

神経管の上の部分がうまく閉じなかった場合、脳が形成されず、頭や顔のパーツも正常にできません。

 

耳から上の頭部が欠損して内部が開いている状態で、出産を終えたママが対面するにはあまりにショッキングな姿です。

 

流産・死産になることが多く、生まれてきた場合も脳がない赤ちゃんは普通数時間で死に至ります。

二分脊椎

神経管の下部がうまく閉じなかった場合に起きます。

 

脊髄神経がむき出しの状態で体の形成が終わってしまう顕在性二分脊髄。

 

むき出しにはならないが神経以外のものを巻き込んで出来上がってしまう潜在性二分脊髄。

 

この2種類があります。

 

両者にはさらに細分化された症例名があります。

 

顕在性二分脊髄の代表的症例は脊髄髄膜瘤(せきずいずいまくりゅう)。

 

潜在性二分脊髄の代表的症例は脊髄脂肪腫(せきずいしぼうしゅ)です。

 

外見的には腰のあたりに大きな瘤ができて、口が開いているような姿になります。

 

いずれにしても深刻な下肢の運動障害と排尿障害が起きます。

 

継続的な診療とリハビリテーションが求められますが、状況が改善して健康な生活を手に入れることは望めません。

 

一生介護が必要になる、本人にもママにもとてもつらい障害です。

 

葉酸摂取の効果

葉酸の摂取がこの神経管閉鎖障害のリスクを下げることは医学的事実です。

 

葉酸を摂っていれば絶対安全なわけではないですが、障害が起きる確率は下げられます。

 

その低減効果は50%から70%と言われています。

 

つまりサプリで神経管閉鎖障害の発生率を半分以下に下げられるのです。

 

神経管は妊娠後6週目には完成してしまうので、妊娠が判明してからでは遅い。

 

サプリで補うつもりなら、妊娠の可能性のあるセックスをしている段階、子作り活動を始める段階で飲み始めるべきです。

 

神経管閉鎖障害の要因の詳しい説明

低減効果の50%から70%という数字の根拠を知りたい方がいると思います。

 

葉酸で100%防げるわけではない、という説明がひっかかる方もいらっしゃるでしょう。

 

そういう方のためにより詳しい説明を付け加えておきます。

 

現在、この障害と強い関連をもっていると判明している要因は次の3つです。

 

1. 栄養学的因子 妊娠初期に必要量が倍増する葉酸を十分摂取することが大切とわかっています。

二分脊髄の子を出産した経験のある女性を対象に、2度目の出産に向けて比較対象実験をしたところ、投与グループは非投与の対象グループに比べて72%再発が防止されました。
1991年の英国におけるこの臨床実験などが数字的な根拠になっています。

2. 環境因子 母親の糖尿病、高度肥満、喫煙、抗てんかん薬の内服、放射線照射などがリスクを高めることがわかっています。
3.遺伝的因子 葉酸を代謝する酵素の働きが低くなる遺伝子(MTHFR 677TT)がある女性はハイリスクです。しかし、この場合でも葉酸の投与が発生率を低めることがわかっています。

 

このように栄養以外の要因もあるので、すべて防げるわけではないです。

 

しかし、わからないことやできないことを言っても仕方ありません。

 

わかってる範囲のことでできることでベストを尽くすべきと考えます。

 

葉酸サプリの摂取は最も簡単で最も効果がある防止策だといえます。

 

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